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槙山谷と水清谷

美郷町南郷区と西郷区を結ぶ国道388号線狭隘路区間、南郷区側にある谷。
388号線は特に悪い道ではありませんが、道自体は細いので南郷区側から行くことをお勧めします。大斗の滝、西郷区の観音滝を同時に見るならば、結局通ることになりますが・・・

ここは玄武岩質火山岩類「日向層群(四万十累層群 古第三系)県HPより」により出来ている谷で、滝の岩石は緑色をしています。過去には神門層と呼ばれていましたが、特に見分ける必要が無いと日向層に統一されたそうです。時代的には2300万年前あたりとされているように思えます。詳しくは県HPをご覧ください。




近辺の地図です。
この地図は、国土地理院発行の25000分の1地形図(神門)の一部を改変したものです。

赤いマークが滝、および砂防ダム。右側が水清谷、左側が槙山谷となります。
緑色の丸に建屋(水清谷は謎の庵、槙山谷には「滝の養魚」)、ピンクの帯は等高線と地形図から見た玄武岩質とメランジュ層(混在層)との別れ、槙山谷の赤線部分はゴルジュ部となります。

わかり難い茶色の線は徒歩道です。槙山谷への破線は大体の車道です。少々怪しいですが、「滝の養魚」への看板はありますので迷わないと思います。ただし、道は非常に悪いです。その先、金比羅滝へは「滝の養魚」の建物のそばから山に入る道で、養魚槽脇を通る道ではありません。また、地形図による滝マークには、実際には砂防ダムがあります。これも間違わないようにしてください。
それで迷ったのは私です。


今のところ、この先槙山谷の事しか記述しておりません。



まずは金比羅滝から。
こちらは正面から撮ったもの。左側がずいぶん暗いのは仕様です。




左側が直上の滝、右側がその上部の滝となります。
左側までは20〜30m程度ありますが、そこから先は連続しています。
前のページに書いたように直上の滝が見える場所までのルートは、非常に分かりにくいですが存在します。そこから先は人の通行した跡こそあれど、自己責任の世界です。直上の取水関はおろか、金比羅滝での事故も誰も責任を取って頂けないと思いますが、ともかくそれ以上先は気をつけてください。

落差は左側が5m前後、右側が10m前後と思われます。



左側、2mあるかないかの3段目、この写真右側後方に、過去に人が来たらしきロープが設置されています。非常に分かりづらく、未だに使えるかも分かりません。
右側が4段目。3段目から10m程離れています。





砂防ダム直下の滝?
見ての通りほぼ甌穴です。
上記4段目以降はこのような甌穴による滝またはゴルジュだと思いますが、確認しておりません。




砂防ダムより200m程度上流の滝。
前のページに書いたように水清谷観音滝から続く林道からです。上記砂防ダム直下の滝もそうです。
左側、脇からくる支流筋も滝状構造をしています。上部に林道のガードレールが見えています。


周囲にはメランジュ層による面白い見所が多いのですが、残念ながら時間や知識不足のために見ることが出来ませんでした。いずれまた見てこようと思います。行かれる方は見落とさないようにご注意を。
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