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祇園の滝上流の滝

地形図を見ると祇園の滝の上流にも滝マークがあります。
「宮崎の滝」さんへ寄せられた情報によると、「権現滝」とされているそうなので、ここではそれに従います。
昔はこちらの滝が祇園の滝とされていたそうです。
地形図にも道があるように、祇園の滝へ行くと祇園滝滝上への道がありますが、
立入禁止と大きく書かれた看板があります。
実際、この道は荒れており、一部崩落地点などもあり
大変危険です。その危険性はそこを通る人本人のみならず、下の正規の遊歩道を通る方への落石なども含みます。本人への落石や滑落等も考えられますが、ここではそれには触れません。どうしても行かれたい方は自身の危険のみならず、他者への危険をも考慮してください。状況によっては死亡事故、道の閉鎖等も考えられ、地元の方への迷惑にも繋がります。決して安易な気持ちでは入らないようにしてください。この道は獣の通り道でもあるようで、正規の遊歩道でも落石の危険は大いにありえます。


上記状況ですのでここでは地図を出しません。
立入禁止の看板の脇を抜けると、いきなり道が荒れており、遊歩道は人の手により整備されている事を実感させられます。正規遊歩道への落石を起こさぬよう、谷側には近づかずに進むと、しばらくして崩落地点へと差し掛かります。崩落地点を横切る道が、何者かによって出来ている場合も多く、その場合非常に楽に進む事が出来るでしょう。もちろん落石を起こさぬよう注意してください。ただし、偶にただの斜面になっている場合もあります。

それを過ぎると、今度は崖地に出ます。よほどの高所恐怖症でもない限り、進む事が出来るでしょう。その先は特に難所もなく、滝上へと出ます。何か書かれていたらしき看板もありますが、今は何も書かれておりません。
地形図ではその先にも道があるように書かれていますが、少なくとも私には見出す事は出来ませんでした。後に少し触れるように、人の通った気配がありますので、おそらく過去にあったものの壊れて流されたものと思います。

よって、その後は河原歩きとなります。増水時でもない限りはこの先は特に難所もありません。ただ、ケモノの楽園でもあるようですので、それらについても注意してください。

このページでの写真は水量の少ない状態です。

1. 権現滝までの小滝1

落差4m?
祇園の滝から500mほど上流。妙に隠れたような滝です。
私が行った折にはこのあたりは鹿だらけでした。
右岸から巻けますが、そこに地籍調査か何かの杭がありました。



権現滝までの風景

上記滝の上流部です。下流が嘘のような河原です。この辺りには左岸に石垣もあり、又森林保全の看板なども残っていて、人の通っていた気配があります。



2. 権現滝までの滝2

落差?
河川が二股に分かれてから約150m程度にあるものです。
滝といえるかどうかは怪しいですが・・・



3. 権現滝までの滝3

上記滝2の直上にある滝です。
ここまで来れば、権現滝まで後150m程度です。



4. 権現滝

落差40m?
厚い砂岩層を階段状に落ちる滝です。
祇園滝と比べると、砂岩層の厚さが一定しておりません。


権現滝の滝壺です。砂と岩石の堆積により浅いです。




ここからはおまけです。手振れ写真なので、分かり辛いかと思います。


祇園の滝直上での写真です。

左、祇園の滝直上ではいわゆる河原の状況ではなく、岩盤を流れる「滑」と言われる情況を呈しています。

右、祇園の滝右岸側の壁です
緻密な層状構造が分かるかどうか・・・




左、祇園の滝を上から覗いた写真です。まぁ、趣味みたいなものです。

右、祇園の滝下流部の眺めです。写真中央左側の黄土色に剥げている部分の下部を、遊歩道が通ります。
雄大で歴史を感じさせる眺めですが、本来は見てはいけない風景です(笑)
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