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矢研谷の滝

案内板によると、矢研谷には支流をあわせて9本の滝があるそうです。
一応、案内されている分は、全てあると思います。



最近ヒル害が増えたそうです。ヒルの居る時期に行く方はご注意を。

1. 鈴見の滝

落差10m?(目測)別名「小矢研」
一応2段といえるかどうか。
画像にマウスオンで正面からになります。
上部の滝壺は広く、また深いです。
この滝は遊歩道からは見えないので、
音を頼りに急斜面を下って見つけることになります。
川が遊歩道に接近するあたりにあります。
地形図ではルートがあるように書いてありますが、実際にはほぼ見当たりません。
旧道の跡が、川沿いにかすかに残っている程度です。

動画はこちら。下記、矢研の滝の下までの滝が入っています。


2. 二見滝

落差5m?(目測)
案内はないので、本当にこれが二見滝かは分かりません。
鈴見滝より上流で、若葉の滝より下流にあるのは、
この滝しかないことからの判断です。
この滝は遊歩道からあまり見えませんが、観瀑台らしきものはあります。
下に降りて見る事はあまりお勧めではありません。
遊歩道からの方が、迫力があります。

画像にマウスオンで正面から撮った画像になります



3. 若葉の滝

落差15m?(目測)
遊歩道上にある滝です。
地形図で「矢研の滝」と「鈴見の滝」の間の滝マークは、この滝のことと思われます。
その場合、地形図より50mほど下流側になります。
最近(2009年4月?)整備されて、この滝の直下には綺麗な石畳の道が出来ています。



4. 青葉の滝

落差10m?(目測)
この滝には案内はありません。若葉の滝の下流の滝です。
この滝は遊歩道からあまり見えません。
下に降りるのは、以前に比べて厄介です。



5. 不明

落差1m?(目測)
青葉の滝との合流地点にある小滝です。
大きさの割りに大きな淵があります。


6. 矢研の滝

落差73m
日本の滝100選の滝です。
横幅30mを越える大きな淵は、底が見えないほど深いです。
一時角材の橋があったのですが、撤去されているらしいです。
川を渡る手前の正面の壁に、旧高鍋藩主秋月種樹公の揮毫された「神壮」と言う文字が彫られています。

動画はこちら



追記:滝壺までは、以前は警告までありませんでしたし、去年は橋まで出来ていたにもかかわらず、今年からは立入禁止の看板とロープフェンスが設置されました。何らかの事故があったものと思われます。乾いている間はともかく、濡れてしまえば非常に危険な箇所となります。行かれたい方は十分な準備と装備で行くよう、お願いします。

辺りの岩石は非常に微細な結晶の青っぽい溶結凝灰岩(デイサイト質?)
滝上部にまわる東郷町向けの林道には、数多くの斑晶つき転石があります。下部の溶結凝灰岩とは全く違うところから、花崗閃緑斑岩ではなかろうかと考えています。もし合っているならば上部の楔上の切れ込みは貫入痕となるはずです。


7. 一枚滝

落差10m?(目測)
若葉の滝の上流で、五段滝のすぐ下流です。
五段滝との間を走る尾鈴林道から、落ち口を見れます。
ただし、正面に回るのは多少厄介です。
五段滝から一枚滝まではほぼ同一の地形で急傾斜ですが、
その下流は少し緩やかに流れます。


8. 五段滝

落差10m?(目測)
若葉の滝の谷の上流にある滝です。
ただ林道から見れるこの滝が、五段滝であるという保障はありません。
少々木が茂っていて見難いです。


9. 不明(五段滝の南側にある滝上構造物)

落差10m?(目測)
この滝の沢は、道路をくぐって転石の下を伏流し、
一枚滝の下流で合流します。



10. 不明

落差7m?(目測)
五段滝の北側にあります。
上記のと違い、看板に案内があるので滝とします。
柱状節理にかかる滝です。



11. 魚止の滝(湯樽渕)

落差15m?(目測)
矢研の滝の上流、分岐した先にある滝です。
大きく深い、そして蒼い渕が目を引きます。
この渕から主な流れは向きを変えて流れますが、
渕を乗り越えて、滝から真っ直ぐ流れる沢もあります。
ここは板状節理らしき痕跡があります。

ここの近くの橋までは、一般車でも何とか来れる場所ですが、
未舗装林道に慣れた方で無いと厳しいでしょう。
林業の方も使われていますが、
一般車ではバックできるような道ではありません。
すれ違わない事を祈りましょう。
そこからは遡行ですが、
川の右岸側をたどれば、行きやすいです。
ただし、沢への降り口は橋の北側、左岸側にあります。

五段滝、一枚滝、案内のある不明滝、魚止めの滝の動画ををアップしました。



12. 魚止の滝上流の滝

落差5m〜?(目測)
魚止の滝は右岸側から簡単に巻くことが出来ます。
その先にある、案内板が指す滝は、この滝群しかありません。
上部の二段とするか、少し離れた下段を含めるか悩みます。
ここまで簡単に来る事ができますが、
それほどの価値があるかは分かりません。

左のは最上段です。


こちらは中段で、三段のうち一番大きな滝ですが、
落差は5m程度です。


最下段です。
マウスを乗せると、上段の滝と同時に写した物を出します。
左上方の白い部分ですが、光や距離の関係で分かり辛いです。


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