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紅葉の滝としゃくなげの滝
紅葉の滝は、尾鈴山けやき谷ルートで最初に出会う滝です。
しゃくなげの滝は紅葉の滝のすぐ上流に存在していますが、登山道からでは存在を確認する事も出来ません。
近辺の地図です。
この地図は、国土地理院発行の25000分の1地形図(尾鈴山)の一部を改変したものです。
赤の線はGPSのトラックデータから出した、 おおよその登山ルートです。 旧トロッコ道の、ヘアピンの頂点を結ぶように短縮ルートが開設されています。 最初のヘアピンを短縮するルートもあるはずですが、 接続場所が分からなかったので省いてあります。 赤で「無し」としている場所には、 けやき谷のページの「おまけ」に記載した風景があります。 緑の滝マークは、3m程度の小滝です。 |
紅葉の滝より下流は大きな転石の続く川原であるのに対し、その上流からは大きな転石は急激に減り、しゃくなげの滝より先からさぎりの滝までは、滝壺に小石が転がる程度で、岩盤が河床を形成しています。
紅葉の滝よりも下流の様子です。
左側は滝マーク付近、「おまけ」に記載した場所の別角度から、
右側は小沢との合流口付近です。
次に小沢の様子を示します。
左側が合流口近く、右側が登山道より上流です。
ここには立派な橋が架かっておりましたが、老朽化により
すのこの様な橋に変わっていました。
紅葉の滝
落差 34m
滝幅 1m
滝壺 上段3m前後、下段15m前後? 浅い
岩石 凝結凝灰岩(尾鈴酸性岩)
方向 北向き
この滝は北向きの為か、写しにくい滝です。
滝壺の近くには大きな転石が点在しているので、
あちこちに移動する事は出来ますが、転石は丸いので
滑りやすい、足場が悪いなど、危険な面もあります。
ただ、けやき谷ルート中では正面から見やすい滝です。
マウスを乗せると、観瀑道側からの画像になります。
暑い時期に滝の正面に出ると、2段目落ち口の形状のためか
非常に気持ちの良い滝風に煽られます。 |
次にこの滝の別視点を示します。
上の左は近くから見た紅葉の滝落ち口、右は1段目滝壺。
左は滝壺を含んだ景色です。
左のは、もともとそのような意図で取ったものではないので、
見切れています。
落ち口の写真には柱状節理らしきものが写っています。
尾鈴山山中ではあまり見た覚えが無いのですが・・・
次に上流側に目を向けます。
左側は紅葉の滝落ち口。この辺りにはまだ大きな転石があります。
右側は紅葉の滝からすぐ上流の小滝です。
しゃくなげの滝
この滝を訪れる道はありません。近づかない方が懸命です。
危険なルートしかありませんので、それ相応の準備が必要です。
上流のさぎりの滝、すだれの滝に下りるより危ないと思います。
小さな滝ですが、礫の積もった大きな滝壺が特徴です。
下の左側は滝つぼを別視点から撮った物。
右側はすぐ上流にある小滝で、こちらも滝の規模に対し、大きめの滝つぼを持ちます。
この規模に対して大きな滝壺と言うのは、谷が深いV字を形成している為、
水勢が細く絞られる為だと思います。
転石の量の変化については分かりません。
量からして、紅葉の滝の上流から流されて、その下流に留まったとは思えないので、
紅葉の滝が山を侵食してできた、両岸の急角度の斜面が、風雨の浸食によって崩れた跡だと思うのですが、
それなら上流側も転石に埋められている筈。
ですが、実際には大きな転石はあるものの、多量にある訳ではなく不思議です。