この辺りは滝が分散しているため、一地区を扱います。
1. 立石川の滝1
実際の名は不明 落差15.5m ほぼ直瀑 冠山南部、耳川支流の立石川の最初の滝です。 斜めにかかる板状節理や落ち口の三角形が面白いです。 ほとんど見えていませんが、上段があります。 |
2. 立石川の小滝
名があるかどうかも不明 落差上3m? 下2m? 上記の滝からしばらく進んだところに有ります。 小さな滝で、ルートを通るだけならまともに見ることもありません。 さらに小さいのもあります。
|
3. 立石川の大滝(千尋の滝)
実際の名は不明(「千尋の滝」だとのことです) 落差75m〜80m 捻りのある緩斜瀑 かなり大きな滝ですが、水量は少ないです。 道はあるので、慣れた人には簡単に来られると思います。 滝壷の大きさは直径20m前後。深さは2m程度。滝幅は3m前後。 ここの滝下はかなり大きなスペースがあり、 焚き火をした後などもありました。 上流にも滝があるようですが、行く道は分かりません。 分かりました。右岸側でした。 福瀬大橋から鵜戸木方向へ、川に降りる道近くに駐車スペースがあるような無いような。
立石川の滝群の動画はこちら
下記、立石川の滝も入っています
|
4. 立石川の奥の大滝
実際の名は不明 落差40〜45m 急斜瀑
千尋の滝を高巻いた、本流側の滝です。 千尋の滝は右岸側から高巻けますが、 非常に注意を要します。 マダニが多く、その時期には要注意です。 大型マダニもいます。
|
5. 立石川の奥の支流の大滝
実際の名は不明
落差上段45m、下段15m 急斜瀑
千尋の滝を高巻いた、支流側の滝です。 先にこちらの方が目に入ります。 上が上段、下が下段です。 下段から上段へは、きついガレ場を登る事になります。
|
6. 黒仁田谷川の大滝
実際の名は不明 落差30m? 落差23m 急斜瀑 熊山北東部、坪谷川支流の黒仁田谷川の、 ゴルジュの奥にかかります。 ここはラスト必ず泳ぐ必要があります。 ゴルジュの幅は4mほど、滝幅は2m前後です。 滝壺は深さ1m程度です。 |
7. 大谷川の観音滝
落差25m? ほぼ直瀑 耳川支流、大谷川に掛かる滝。 渇水時には2条の滝となるようです。 特に案内などはありません。 現地には遊歩道はありますので、 それを目安にするしかありません。 この滝は尾鈴山から離れているためか、 砂岩から出来ています。
砂岩層としての状況は良く分かりません。とりあえず、祇園滝や地蔵滝のようなはっきりとした層状は見えません。マウスオンで増水時の状況を出します。(以前の画像です)
|
8. 西林山の観音滝
落差35m? 落差37m(下段小滝含めず) ほぼ直瀑又は3段 耳川支流、カマウド谷に掛かる滝。 河川名は分かりません。 西林山の登山道の途中から、 観音滝に向かうルートがありますが、 案内板はもはや文字が消えていて、 観音滝に向かうルートも 倒木などでほとんど分からない状態です。 木にくくられた、無地の木製プレートがあれば、 その辺りに入り口があります。 滝のメイン部分は凝結凝灰岩のようですが、 3段として見た場合の最下段は礫岩です。 この滝の下流にも、いくつか礫岩によって出来た滝が有ります。 |
9. 西林山の登山道道中の滝
落差10m? 落差5m 渓流瀑 耳川支流、カマウド谷に掛かる滝。 河川名は分かりません。 この谷内には多くの滝があり、そのうちの一つです。 この滝は観音滝への道中に見る最初の滝になります。 道はこの滝の端を登り、 枯れ沢に入ります。 |
10. 西林山の登山道道中の滝2
落差8m? 渓流瀑 この滝は観音滝への道中に見る2番目の滝で、 礫岩から出来ています。 道はこの滝の上部を渡ります。 この先の道は、滑りやすい丸太道が多いです。 |
11. 増戸轟
動画はこちら
落差15m? 2段と呼ぶかどうか?
耳川支流、鳥川(鳥川谷川)に掛かる滝。
鳥川を遡り、舗装路終点地点から下に向かう道へ。
橋を渡り適当に真っ直ぐ進むうち、2本の黒い取水ホースがあるので、それを辿ります。
分からなかった場合には、上に向かう道(地図にある道です)の途中から砂防ダムに降りる場所があり、
ホースはそこから伸びるので、それを辿る手もあります。道に当たるまでは急斜面も多いです。
ルート上は倒木で寸断された箇所もあり、ちょっと面倒です。
岩質は凝灰質礫岩。尾鈴酸性岩の基底に当たるものだそうです。庵川層と思われる礫岩の転石もあり。
垂直方向に強い方状節理に懸かる滝のようです。 |
2020年8月現在、道は分からなくなりました。
12. 藤の木轟
動画はこちら
目測で落差15m? 落差18m 舗装終了点から上に向かう道(正しくは真ん中の道で、地図にある林道です。車両通行可。ただし、路面悪し)を辿り、藤の木轟手前の湾曲した場所にある杉林から下降(駐車スペースは手前と先にあります)。特に道と呼べるものは在りません。 1m程度の小滝を2本超えてたどり着きます。時に川を渡ることもあるので、その準備を。
右岸側にも小水量の流れがありますが、天候により写りが悪かったので採用しておりません。
岩質は溶結凝灰岩? 県のHPからすると流紋岩質溶結凝灰岩だと思います。ここも方状節理にかかる滝と思います(実際のところは確かめてください)。 |