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鵜戸木川の滝

鵜戸木川は数本の谷に別れています。
ここではその本流にかかる滝と、久良々谷、瀬戸谷にかかる滝を紹介します。
この辺りは尾鈴酸性岩からなり、地質上は尾鈴瀑布群の一部とも言えまが、
「宮崎の自然と未来を守る会」さんにより、「石並川清布群」とされています。
名貫川上流や石並川上流域より節理が発達しているため、少し様子が変わります。
石並川水系の滝は、ほぼ「宮崎の自然と未来を守る会」の和田聖志さんが付けられた名前で載せていますが、
地元では別の名で呼ばれているものもあるようです。



1. 半人工の滝

落差5m?。2段
どちらかと言えば、堰と言うべきかもしれません。
それでも、割と迫力があるので掲載しておきます。
久良々谷と合流する場所から、少し上流の滝です。
マウスを乗せる事で、上段の拡大像を出します。



2. 名称不明滝

落差10m? 落差9m
水勢が絞られているため、
小さな滝ながら迫力があります。
丸山・長崎付近の集落から鵜戸木集落に
抜ける道の途中にあります。
この滝の手前には柱状節理の発達した小さなゴルジュがあり、
滝本体も節理に囲まれています。



3. 六石轟

落差20m?。2段 落差12m(上段5m 下段7m、「宮崎の滝」さん実測)
別名「霧島権現轟」
王座のような滝です。
道路のすぐそばにありながら、
柱状節理のゴルジュに囲まれている地形により、
容易に近づけない場所にあります。
久良々谷合流口から50m程度。
上流に養鶏場や田畑があり、
それらの水が流れ込んでいるのが残念かもしれません。



4. くらら滝

落差20m?。3段
別名「轟滝」「ハガカリ2段滝」
このうち轟滝は地元での別名、ハガカリ2段滝は和田さんの命名です。
現地には大きな看板があるのですぐに分かります。
道路のすぐそばにありながら、
昔は藪の中で気づきにくかったそうです。
現在は地元の方のおかげか、道路上から見やすくなっております。
久良々谷内にありますが、六石轟よりもかなり上流です。



5. はやぼ滝

落差30m?。2段
別名「瀬戸の滝」「八紘の滝」
このうち瀬戸の滝は地元での別名、八紘の滝は和田さんの命名です。
現地には大きな看板があるのですぐに分かります。
柱状節理をこのように落ちる滝は、珍しいように思います。
最も見やすいポイントは、地元の方のおかげで道路上なのですが、
上段の滝壺がわりと広いため、その手前の崖に茂る樹木が少し邪魔です。
久良々谷内でくらら滝の1km程度上流にかかります。
くらら滝とはやぼ滝の動画をアップしました。



6. 水花の滝

落差15m?。2段
久良々谷の北、瀬戸谷に懸かる懸谷滝で、太平の滝の下流に当たります。
この滝が本当に「水花の滝」なのかは、少し怪しいです。
この辺りはルートが無く、道なき道を歩ける方以外は危険です。
滝壺に該当するものはほとんどありません。
以下、明王滝まで瀬戸谷にある滝ですが、林道熊山千から降りる手もあるそうです。



7. 太平の滝


落差50m?。?段 落差約70m
瀬戸谷に懸かる懸谷滝で、水花の滝の上流に当たります。
この辺りはルートが無く、道なき道を歩ける方以外は危険です。
数段見えていますが、写真にするとほぼ見えなくなる程度にしか流れていません。
柱状節理の岸壁を糸のように落ちる滝です。
当然滝壺と呼べるものはほぼありません。
水花の滝とは、20m程度離れています。
これ以降の少し、右側は新しい写真となります。



8. 明神滝


落差50m? 落差54m 傾斜65°程度の渓流瀑
瀬戸谷本流の滝で、水花の滝から30m程度です。
ここまで来るには、ゴルジュ内を泳ぐか、崖の上を無理に歩くかしかありません。
落ち口付近から細い副流路があり、面白いです。
上流の明王滝で砂礫が捕まる為か、
瀬戸谷では唯一大きく深い滝壺を持ちます。



9. 明王滝


落差50m? 落差46m
明神滝より少し小さいように見えます。
瀬戸谷本流の滝で、明神滝から70m程度離れています。
石並川清布群内の大型瀑では、最も接近し辛い滝と思います。
途中で流路がばらけるのは、過去は数段の滝だったからでしょうか。

(追記)と書きましたが、実際は下刻による流路変更と、節理の傾きの変化の結果でしょう。要因は他にもあるでしょうが、私には分かりません

滝壺は浅く砂利に埋もれています。太平の滝、明神滝、明王滝の動画を上げました。



10. 明神・明王間の滝

落差5m?。1段しか写していませんが、2段の滝です
明神滝すぐ上流の、川がカーブする辺りに掛かっています。



フランドール・スカーレット
最後はこの方に締めていただきます。 inserted by FC2 system