落差20.2m 長さ46.59m 傾斜角23.4° 県道中にある谷川橋から20mほど上流
スラブをゆっくり滑る滝です。
写真を移す側の壁(左岸側)に柱状節理が発達し、ロープで懸垂下降する必要あり。降りるルートによって、急斜面10m、垂直10mなんてことになります。多少はマシなルートもあり。でもロープ必須だと思います。
石並川にかかる懸谷瀑ですが、ここになぜ滑らかなスラブがあるのか、石を叩く事すらしてなくて、何も分かりません。
3. 日知の瀧
落差10m? 落差18m 2条直瀑 県道301号を終点まで行きますが、かなりの苦行です。 その先に整備された林道がありますが、しばらく進んで終わります。 その先のいずれ林道となる大きな遊歩道(今でも林道ですが)を行くと、 いずれ爆音が響きます。その正体がこの滝です。 道は滝の直上に出るため、まともな観察は出来ません。 少し手前のガレ場から谷底に降りていきますが、危険です。 大した落差はありませんが、深い淵をもちます。 なんとなく、尾鈴山矢研谷の鈴見の滝に似ています。 |
4. せんげん大滝
別名かきのき轟 落差50m? 現地に「手前3段41m」と表記あり 渓流5段瀑 日知の瀧からすぐ上流で、本流は千軒谷と別れます。 せんげん大滝は千軒谷起点からすぐの場所で、日知の瀧から50m程度です。 道からでは2段滝にしか見えませんが、現地看板によると5段だそうです。 手前3段とは見えている2段の事で、下からでは下段の滝に隠されている部分に4段目があります。上部2段は見えません。 5段目は深い淵をもちます。 横の写真は林道からの眺めです。
追記、林道路上から3〜5段目の高さを測ると、39.0mとなりました。現地看板はかなり正確なようです |
落差5m? 1段目です。 良く見えていませんが、上部に斜瀑部があり、 直瀑部のみだと2m程度だと思います。
せんげん大滝は大きく4本に分かれており、1段目から2段目、2段目から3段目の間は15m程度、4段目と5段目の間は20m程度あり、それぞれ別の滝としても差し支えないほどです。林道から綺麗に見えないのはこのためです。 |
落差5m? 2段目です |
落差25m?+3m? 3段目と4段目です。 この滝におけるメイン部です。 この撮影場所に降り立つのは危険を伴います。
計測結果、3段は落差21.2〜22.4m、4段は2〜2.8mとなりました。全体では24.4〜24.0mで、3段はこれから4段の落差を引くしかないため、誤差の幅が大きくなっています。傾斜角は3段89.7°、4段89.1°と、計算上。 滝の向きは、近づいていないので怪しいですが、3段NE10°、4段NW55°だと思います。
5段との距離は20.8m。 |
落差15m? 5段目です。 せんげん大滝の各段の内、唯一手軽に降りる道があります。
落差13.8m、滝壺も10mほどの広さがあります。向きはNW26°
本流とは水平距離57.6m、比高9.4mの位置です。
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5. 小岩屋の滝
落差15m? 2条直瀑 せんげん大滝1段目から30m?程度上流にある滝です。 ここに至る道が地形図には記されていますが、実際には見当たりません。 手がかりの無い崖地もありますので、この先まで行かれたいなら、最低限ロープは持っていないと危険です。 |
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正面から見ると、流量の多い左側が強く侵食されているのがわかります。辺りはSW80度(真西より20度南から、真東より20度北向き)に広がる、SE6度(南から6度東)方向に-28度傾いた柱状節理のおかげで、なかなか巻き道が厄介です。
古人の残した道を通ることになりますが、付近の獣のおかげで整備されているような物なので、ほぼ分りません。藪も大敵です。
6. またたきの滝
落差15m? 小岩屋の滝から15m程度上流にある滝です。 古の道が獣達により、よく整備されているおかげで、この滝はあっさり巻かれてしまいます。観察には滝前に降りる必要があり、急傾斜と苔と腐葉土でよく滑りますのでご注意を。また、落石も発生します。
基本的には千軒大滝からこの滝まで、一体の構造であると思います。比高80mを超える連瀑帯です。
この先谷は一旦大人しくなりますが、滝の成因と共に、理由は私には分りません。
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7. 名称不明滝
落差4〜7m? またたきの滝から800m程度上流にある滝です。
上部に少し見える滝は、下記にあります。
千軒大滝2段目からここまでに、炭焼き釜跡を3箇所発見。古人の根性がしのばれます。
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落差20m? 上記滝の脇から落ちてくる水流。
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