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五ヶ瀬川流域の滝

この流域には多くの滝が存在する為、本来それぞれ分けるべきですが、HP作者がぐうたらの為進まないので、ここでは行っている場所を全て掲載します。
いずれはそれぞれ分類できるくらいにはしたいところです。



1. 行縢の滝

落差80m(公式?) 花崗斑岩
行縢川に掛かる日本の滝百選の一つ。
かなりの遠方からでもその雄姿を眺める事ができますが、
この川は普段大変水量の少ない川で、
よほどの大雨直後でもないと迫力に欠けます。
登山客の多い山なので迷いはしないでしょうが、
最高の観察点である滝見橋から撮影するのは、通行人が多いので難しいです。
滝壺は下流側に1m、深さも1m程度のものが、滝幅いっぱいに広がっています。
その更に下流は大きな転石を伴う急傾斜を下っています。

動画はこちら



2. 那智の滝

落差15m?(目測)
水系的には北川水系なのですが、市内にあまりに近いので無視します。
如意輪寺のご本尊?
夏場は大変ヤブカが多いです。虫除けスプレーは持っておいたほうがいいでしょう。
少々駐車場も狭くて難儀します。


3. 鉾岳谷の大滝

落差70m?(目測)
延岡市北方町の鹿川(ししがわ?)にかかる懸谷滝。
ここに至る登山道は整備されていますが、整備された登山道としては厄介な場所もあります。
足回りはしっかりしたものにしておきましょう。駐車料金200円ほど取られます。
他にも近辺には滝状構造があります。


4. 森谷観音滝

落差23m(公式?)
横から見ると放物線に落ちる綺麗な滝ですが、あえて正面から。
滝つぼに該当するものがなく、岩の上に落水します。
滝までの道は細いですが、舗装はされています。現地に案内板もあります。
そこから滝まで、少々急傾斜です。


5. 香花谷観音滝

落差70m(公式?)
(おそらく)全4段になっています。道路から見るのが一番綺麗に全体を見渡せます。
2段目には大きな滝つぼがあるそうですが、最下段にはありません。
最下段まで降りる遊歩道がありますが、私は降りていません。
道は細いですが、滝の辺りまではそこそこ整備されています。
ただ、車の転回場所が小さいです。


6. 香花谷の無名滝

落差10m?(目測)
上記観音滝から進む事数百m、橋から見えるのがこの滝です。
観音滝の上流にあるわけではありません。
見ての通り滝つぼがありません。


7. 竜子滝

落差 上部2段9.6m+メインとその直下部34.8m+最下段10.8m 55.2m
直瀑部は25mほど
正面から撮っているのでよく分かりませんが、斜瀑部、直瀑部、斜瀑部、流路、斜瀑部の構成になっており、直瀑部のみが写っております。直下に斜瀑部があり流れの筋を変え、回転しながら流路を経て最下段の斜瀑部に出ます。ちょうど、アラビア数字の5から横棒線を引いた感じです。

ルートはずいぶん綺麗になっています。
そこに至る林道もわりと綺麗ですが、立入禁止とされてます・・・
岩石は砂岩もしくは砂岩ホルンフェルス (地質図では堅田層砂岩、無変性)

注意:この谷にはヒルが居ます。
かなり活発で、同日(3月)に行った宇目町観音の滝、同時期(3月)の木城町祇園滝では見なかったのに、ここでは活動しています(3月中旬に噛まれ、10月下旬で目撃)。行かれたい方は対策を。


直下部から撮った物です。
動画はこちら


8. 竜子滝の上流の滝

落差高さ32.8m 水平距離44.8m
計算上の平均角度36.2°)
竜子滝上流の滝マークです。
竜子滝左岸側から回りこめますが、結構厄介です。特に自ら引き起こす落石には気をつけてください。
上部には道がありますが、どこへ続くともなく消えますので、道では帰れません。
岩質は竜子滝と同じ。写真左手にあった崩れは泥岩でした。



上記の隣の谷にある小型の滝です。
落差 10.2m 岩質は泥岩もしくは頁岩。




9. 鳥の巣川の滝

落差15m?(目測)

鳥の巣川の滝マークです。
写真撮影時期は渇水時期なので、普段の水量はまだあるかと思いますが、周囲の状況から増えたとしても大差は無さげでした。

地図では滝まで道が付いていますが、非情な悪路です。一般FF車では厳しいかと思われます。
ただ路面の凹凸はかなり酷いですが、道自体は結構締まってしっかりしているため、何とかなるかも知れません。
もちろん事故を起こされても、責任は取れません。

地質図より岩質は、火山堆積物 凝灰質緑色千枚岩 変性なし。

滝上部は緩やかな渓流で、特に険しい渓谷という訳でもなく、よってこの滝は本流により出来た懸谷瀑かと思われます。




10. 祝子発電所正面の谷の滝

落差25m?(目測)

題名どおりの場所にある滝マークです。
写真撮影時期は渇水時期なので、周囲の状況から、増水すればもっと迫力ある滝になるかと思います。

側の分岐先に駐車ポイントあり。

道は全く無い為、自信のある方のみ挑戦してください。手掛かりの少ない崖もあります。
最終段は右岸側の尾根を乗り越えるのが楽だと思います。
導水管が走っている為、達人ならなんとでもなるかと思います。

水流は滝直下で右側(写真で左側)へと消えていきます。
地質図より岩質は、槇峰層・泥岩〜千枚岩 変性なし。




11. オノツヤ谷の黒滝

落差15m以上?(目測)
祝子川水系オノツヤ谷。

実際の名前は分かりませんが、近くに「黒滝トンネル」というトンネルがあるので、黒滝とします。
堆積岩のホルンフェルス(熱変性の砂岩と思いますが、良く分かりません。泥岩かも)でできているため、岩盤が黒く、黒滝という名で合っているものと思います。
黒滝トンネル下赤側出口から100m程度ですが、厄介な場所です。
自信の無い方は諦めましょう。



上記黒滝から50m程度下流にある小滝です。
これを超えるのが難所となります。



12. 落水ノ滝

落差60m(公式?)
直下部からでは50m程度しか見えません。上部に斜瀑部が続いています。
交通は割と厄介です。未舗装路も通ることになりますし、道も細いです。
この滝は北面の滝で、しかも傾斜部と直瀑部があるため、
日の出ている間は非常に見難く、写真撮影は絶望的です。日の陰る時間、または曇天に行かれる事を勧めます。
水量は少ないので、雨の振らない時期はちょっと悲しいものになります。
厳冬期は凍結するそうです。


13. 大崩山登山道入り口付近の滝

落差10m以内?(目測)
祝子川渓谷入り口(出口?)にある滝です。
近くの橋から見えます。見難いですが、3段です。
花崗岩でできていますが、溶結凝灰岩の甌穴群にかかる滝にそっくりです。



14. 煤市谷の滑滝

落差15m
五ヶ瀬川支流の日之影川支流筋です
煤市谷の最初のメイン滝です。
下流にも小さな滝が連続します。
砂岩のようですが、良く分かりません。
地元の人に許可を得て入渓した方が良さそうです。
通報されかねませんので・・・
上流には更に大きな滝があるそうですが、
行き方が良く分かりませんでした。
動画はこちら

やや距離を置いて撮った物です。


15. 白滝温泉私有地内の白滝

落差20m
日之影川支流筋にあたります。
私有地ですので、入る時は許可を得てからにしてください。
滝崖は花崗岩の様です。
動画はこちら


おまけ? 大分県宇目町藤河内渓谷(桑原川)上流
観音の滝

落差60m〜70m(現地看板では77m)
大分県の滝ですが、県境で北側水系なのでここに収載。

国道326号線の県境あたりを東に曲がり、狭い林道(ガードレール、カーブミラー等少なく、トレーラも通る)を延々進み、2度目のトイレ付き駐車場から登山道へ。
最初に整備された木道が出迎えてくれますが、滑ります。
次に、綺麗な丸太を組み合わせた橋がありますが、これも滑ります。泥道も多いです。足元には注意してください。
その先、テープやケルン、案内板など各種案内で割合楽にルート選択できますが、それでも急峻な道も多く、一般登山道に近いです。時々ベンチもあります。
最後にルートが3本に分かれますが、観音の滝に対する案内がありません。来た道を真っ直ぐ、それで尾根先に出ますが、分かりにくいです。尾根先の観音像から崖道を下り、滑りやすい花崗岩を渡ってようやく滝前に出れます。

さらに問題が一つ。
案内板にはなぜか記述がありませんが、この遊歩道にはヒルが居ます。湿った夏場ならば、あっという間に靴の中が血とヒルで溢れます。間違ってもサンダルでは行かないように。あなたの献血で、後の登山客にも被害が出ます。最低限虫除けスプレーは持ちましょう。夏場でもカンカン照りで乾いているなら居ないそうです。

岩質はおそらく花崗岩でしょうが、ずいぶん赤い気もします。それでもその仲間でしょう。辺りには(おそらく熱変性)砂岩や泥岩、大理石らしきものも落ちていて、滝本体の節理もあり、興味のある人には楽しめそうです。
撮影した日は降雨後なのですが、水量は多くないようです。


こちらは観音小滝。
落差は10m以内?(目測)

駐車場と観音の滝との中間より、手前側にあります。
ここまでは木道以外の難所はありません。
遊歩道からではほぼ見えないので、川に降りる必要あり。滝本体から下流20m程に中州があり、そこから撮影しています。捕まる場所の無い花崗岩の斜面を5mは降りるので、ロープ必須です。無しでも安全に降りられるかもしれませんが、帰れそうにありません。

他にも花崗岩の渓谷らしく、甌穴のような大量の滝上構造は見られますが、ここでは割愛します。


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